お待ちかねの夕食です~《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛

真鶴から伊東まで車で40分ほどだったのですが

道路がやや混雑していて、遅れ気味

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本当に 閑静な住宅街の中にありました。

隣の駐車場に車をいれてたら

「もう来ないのかと思ったよ!」

って板前風の格好をして 腕組みした初老男性が仁王立ち

(((( ;゚д゚)))

ご、ごめんなさい。。。。

途中でお電話入れたのだけど(ノω`*)


花季さんは一日二組だけの家庭的なオーベルジュ。

初めての利用で、夕食のみだし

この日は私達の予約だけだったようなので

心配させてしまったみたい(;´・ω・)モウシワケナイ。。

暖簾をくぐると

女将さんがにっこりお出迎え


オープンは平成2年で、女将さんが57歳の時だそう。
料理を取り仕切るシェフは娘さんというから
あの初老男性は女将さんのご主人だったのかしら。

今日はアルバイトの方もおやすみということで
女将さん自らお料理を運んでくださいました。


おかげで色んなお話が聞けて楽しかったわあ(*´∀`*)

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お食事をいただく個室は二つあって

小さなほうに通されたようですが

お庭が見える広々とした個室

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この衝立の後ろに大きな食器棚があって

お料理に合う器や飲み物のグラスなどがしまわれてるようでした。

後ろの引き戸は調理場につながっていたのだと思われます。


「旅館」というよりは

知り合いのお金持ちのお家にお呼ばれになった気分


女将さんである、おばあちゃまの印象は
可愛らしさと豪傑な部分が同居した、芯のある女性


「熱海から移ってきて、いきなり大きな家を建てて旅館なんか初めたでしょ?
 最初はご近所さんから白い目で見られてたの」

など、苦労話&プチ自慢をたっぷりお話してくれました( ̄m ̄〃)

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最初のセッティングはこんな感じ。

ススキの穂が初秋にぴったり( ´∀`)

食前酒は 自家製の梅酒

お品書きがないので
構成も品数もわからず
飲み物を選ぶのに迷いました( ´_ゝ`)

料理名も思いだせる限りになりますです。

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海老のロワイヤル

下は茶碗蒸し  上にすっごく美味しいお出汁と ぷりぷりな海老

器と盛り付けのセンスがスゴイとは聞いてましたが、、、
コーヒーカップかあ。。
斬新です

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連れは 恵比寿の瓶ビール  切子グラスが嬉しい

ワタシは運転手なので 辛口のジンジャーエール

お酒を思う存分召し上がりたい方は
宿泊されたほうが良いですね~。

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前菜が4種

コレがいただいてみると

ホント衝撃でした

左から  冷製コーンスープ  洋梨のコンポート モロヘイヤとイカの醤油麹

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一番右が 葡萄と柿の白和え

、、、、なんだかデザートのようでいて

ゆるいけど 「ああ白和えなんだなあ」と感じます

モロヘイヤとイカは、今まで食べた事のないようなお味

よくこんな組み合わせを思いつくなー。。

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取り皿とお塩。。

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季節の揚げ物

こちらもしっかり手間をかけてて

蓮根に鶏つみれをすり込んだもの

トビウオの大葉巻き

万願寺唐辛子すり身射込み

静岡産の豚肉を巻いたアワビダケ

無花果

どれもスバラシイ  としか言いようがないデス(ノω`*)

最近の旅館献立から「揚げ物」が消失しつつありますが
あれはきっと
揚げたてを出せないと意味ない&月並みになりがち
だからなのかなーと思ったりしたんでした。

調理場から数歩でやってくる揚げたてに勝るものなし、デス。

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ガラスのお皿と 陶器のお皿の間に

季節の草花が挟まれてました

盛り付けに愛を感じる。。。。。

元々はデザインのお仕事をされてた娘さんシェフは
「人と同じなのを好まない」そう。
豊かな発想はお料理・盛り付けともに存分に発揮されてます(*´∀`*)

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土瓶蒸し

松茸 鱧 などなど。

スダチをたっぷり絞って、、、

美味しいわあ

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お造り

イサキのカルパッチョ   肉厚な帆立には焼き目がついてます

これまたウツクシイお皿

そしてお刺身も自由な発想でイタリアーンになってます

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土佐酢をたっぷりかけて。。。

絶妙に合うわあ(*´ -`)

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アルコールも結構な品揃え

この他にワインリストもあります

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ハーフボトルをたくさん置いてくれてるのも嬉しい

赤をお願いしました。

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凌ぎ

近江牛  お蕎麦  オクラ

ここに牛肉をいれてくるところが以外なのだけど

少量なので さっぱりといただけるんです


揚げ物があったせいか

品書きがなくてゴールが見えないせいか

このあたりでだいぶ満腹中枢が刺激されてきました

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カマスの里芋射込み  バルサミコと 人参ソース

もっちり里芋と程よく脂ののったカマスが
こんなに合うのだなあ~

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花季さん名物

おばあちゃんの胡麻豆腐

こちらは女将さんのお母様(現在100歳オーバー!)御自慢の一品で
デパートなどにも出店されていたそう。
花季さんのHPからも購入できます。

もちっとして濃厚( ̄m ̄〃)
胡麻と吉野葛だけで作るそう。
お腹いっぱいだから少量がちょうど良かったです。

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小ぶりなココット鍋には・・

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海老のクリームソース

サーモン 舞茸 いんげん など

海老味噌の風味たっぷりです

フランスパンが欲しい。。。

そして、、、   ワタシもワイン飲みたかった~。・゚・(*ノД`*)・゚・。

どのお皿も 好みに合いすぎて 怖いぐらい

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〆のごはん

ムカゴご飯です

懐かしい( ´∀`) 子供の頃、裏の山でよくとれたなー

ええ、田舎育ちですー。

すこーし苦味のあるこの小芋を炒っておやつにしてました。


「どれくらい召し上がりますか?」

って聞かれて

「いやもう前のが口から出そうです( -д-)ノ」 ←心の声

とは言わず

「小さめにいただけますか。。」とお願いしたんでした。。。

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昆布とジャコも美味しかった

この小皿もカワイイなあ。。


以前、花季さんがテレビで紹介された時に

一年分の予約が三日で埋まった

とか

某大企業の社長さんが足繁く通ってきた

とか

「花季伝説」をおばあちゃま女将に聞きつつ、まったり


「うちは朝食(あさしょく、と発音してらした)も素晴らしいですよ・・」
とおっしゃるので 次回は宿泊で訪問しようかしら・・( ̄m ̄〃)

花季さんには大浴場はありませんが
二室ともに温泉内風呂付き
チェックアウトが10時と早めだったり
こんなに朝も夜もめいっぱい食べたら死んでしまう
という懸念があったりしますが
一度ぐらい泊まってみたいなあと思います


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デザート(*´∀`*)

あっさりと 無花果のシャーベット  ほわっとくずれて優しいお味


フツウはここでおしまいだと思うんですが、、、

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甘かった( -д-)ノ  まだまだ出てきます。

渋皮マロン   小豆

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しっとり  そして みっしりとオレンジの入ったパウンドケーキ

家出しかけた別腹を 呼び戻します(。・ω・)ノ゙


どれも美味しいのです~    

どうにかして食べました( ̄‥ ̄)=3



色んな意味で 目からウロコがダバーー な花季さん



アートな盛り付けなんだけど

例えばお料理界の重鎮で超絶プロの

「どうだ!」みたいな肩肘はったところがなくて

口に入れれば、それはそれは親しみやすいお味

なんだろう?

「極上の家庭料理」

のように思えました。


意外と出会えないのよね、こういうお料理。

来てみて良かったわあ(●´ω`●)



夕食のみの予約は HPからメールかお電話で → オーベルジュ花季

8000円  10000円  12000円

の3コースで

今回いただいたのは真ん中のコースです。

一番上のだと 宿泊者と同じ内容になるそう。

たっぷり3時間ほどお邪魔して

ホテルへ戻ります

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ステチなライトアップ

夜風が心地よかったので

しばらくバルコニーでまったり

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そういえば むかごご飯のおにぎりを「お夜食に」って
もたせてくれたんでした

行き届いてます。。

すっかりファンになってしまったんでした。


次回はラ・シェネガさんの朝食・感想編です。

〖☆宿泊レポ一覧&今後の公開予定〗




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