別の宿レポを書く予定でしたが
待ちに待って訪問が叶ったお宿
「箱根本箱」さん
の事をどうしても先にお伝えしたくて・・

時差ありブログには珍しく
行きたてほやほやレポですー

里山十帖さんなどの旅館や雑誌を展開する
「自遊人」と
日本の出版物取次会社の最大手
「日販」がコラボしたお宿


"本"と"暮らす"が密着した空間で
より身近に本との出会いを楽しんでもらう
というコンセプト


子供の頃から
図書館に住みたい

と妄想してたワタシにとっては
夢が具現化したような旅館です

全18室
温泉露天風呂付
2018年8月にオープン

オープン当初から夏休みで
お盆などはきっと満室になって
スタッフさんの接客や
オペレーションその他もろもろ
課題点がフィードバックされて
こなれてきた頃に違いない
↑
という目論見の元に
少し寝かせた9月半ばの訪問です

果たして・・・(・ω・ )

箱根は強羅温泉

ハイアットリージェンシー箱根さん
ラフォーレ倶楽部湯の棲家さん
の至近にあるので
我々には勝手知ったる場所のはずだけど
まったく目立たない外観な上に
ひっそりと看板があるだけなので
あやうく通り過ぎるところでした・・
(;^ω^)

これ・・・エントランス??(・ω・ )
看板はおろか
傘たてとか
通常玄関にありそうな物は
何もなし。
シンプルすぎる

車を停めたものの
誰か出てくる気配もなし。

意を決して中へ。。。


フロント

正面に広がる
本箱ラウンジ゚+.(ノ*・ω・)ノ




楽しみにしてはいたけど
実際目の当たりにすると
感激で言葉が出ない。。( ;∀;)
ステキすぎる

館内には
2万冊近い多様なジャンルの本があって
ラウンジはもちろん
お部屋でもレストランでも
好きな本をどこでも自由に読めます

そして気に入った本があれば
購入可能

新書・古書とりまぜて
思考をくすぐるセレクトばかり


ベンチでぱらぱらめくったり・・

2階にもラウンジは続いてて
座り心地のいいソファーがあったり



近くで見ると
本棚の間に
隠れ家的スペースがあるんでした


こういうワークスペースや
小さなロフト的スペースが
本棚や廊下の至るところにあるの

全館Wi-Fiつながるし
ワークスペースにはコンセント完備

お仕事したい方にも最適環境

ワタシも長期滞在しながら
ここでブログ書いたりしたいわ~


2階ラウンジには
ハーブティーや
ミックスナッツ、ドライいちじくなど

カフェラテやマキアートも作れる
コーヒーマシンあり

これはもう
頻繁にラウンジに通ってしまうでしょう


あれもこれもと
読みたい本をどっさり抱えて
つまみ読みして
ふと気がついたら
「あれ?これどこの棚からもってきたんだっけ?

なんて時も心配無用

返却用の棚が設置されてます。
左上のは
オサレなスピーカー

ちっちゃいのに
めちゃくちゃ音質良かった


みんな階段で立ち止まって
本を手にとってはパラパラ。。
図書館っぽいけど
何かがちがう。

ある棚の前で足が止まって
「世界で一番美しい猫の図鑑」
を見始めたら
隣にあった
「世界の美しい野生ネコ」に手がのび
「動物たちのしあわせの瞬間」
も気になって
興味が止まらず
「世界一うつくしい植物園」へと移っていく。。。

棚ごとに色んなテーマが
微妙にグラデーションしながら広がってて
1冊手に取ると
とめどなく思考が流れて
気がついたら平気で1時間ぐらい
経過してます(・´ω`・)
箱根本箱さんが成功したら
いずれそれを真似た宿が
できるかもしれないけど
倍の蔵書を置いても
同じように成功するとは限らないと思う。
ここの本棚がゲストをひきつけるのは
そのディレクションの妙なのだと思います。
日販×自游人それぞれの強みを
存分に発揮してますねえ

普段あまり読書に親しまない人でも
背表紙を眺めていくだけで
「おっ」っていう引っかかりが
必ずあると思う。
以前読んだけど
また読み返したい文庫なんかも
たくさんあったし
図書館には絶対置いてないような
高価なイラスト集や写真集なども
気軽に手にとれるよろこび。。。( ・´ω`・ )
どっぷりと耽溺


先に宿の感想を一言でいうと
「時間が足りない」 です(;^ω^)
1泊じゃぜんぜん足らないよ~


こんな所も読書スペースになってて
本棚を階段にしてのぼれるます

ハイヒールが脱いであったから
ふと上を見ると
足がにょきっと出てたり( ̄m ̄〃)
めいめい好きなところで
リラックスして楽しめるのが良いですー

ゲストの男女比なんですが
この日は女性8:男性2という感じ。
「男の隠れ家」的なイメージで
男性が多いのかと思ってたんですが。。(・ω・ )
女性のおひとりさまが3組と
予想よりも女性受けが良いみたい


薪ストーブがある

冬になったら
炎のゆらぎを眺めつつ
まったり読書。。

ステキだわあ

ウェルカムスイーツは
柑橘たっぷりのパウンドケーキ。
おいしいです

スタッフさんは
白シャツにデニムという
オサレな人にしか似合わない出で立ち

みんな若くて
いい意味で素人っぽいというか
不思議な距離感

こちらから積極的にいかないかぎり
基本は放置してくれるので
ワタシ達はらくちんでした(*´∀`)

(いったん会話し始めると
つい話し込んでしまうタイプの人も多いから
事務的とかそういう感じは一切ないですよー
すべての人からすごい宿愛を感じたし

お部屋編につづきますー
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私も本が好きで自分の好きな本しか置かない本屋を経営するのが夢です(笑)こんなに本があるとお風呂に入るのも忘れそうー。
こちらのお宿、気になっていたのでうひひさんのレポ楽しみです。